雇用保険料率表廃止

雇用保険料率を調べるにあたって便利なものに、雇用保険料率表というものがあります。これは支給する授与の額を調べる際に 雇用保険料率表に照らし合わせるだけで、面倒な計算をしなくても給料から差し引かれる雇用保険料率と保険料そのものが割り 出せるというものです。 しかし、残念な事にこの雇用保険料率表は、平成十七年度の三月一日をもって廃止となってしまい、現在は存在しません。

スポンサードリンク

雇用保険料を算出するには?

では、どうやって雇用保険料を調べればいいのか。これは実際の給与額に雇用保険の利率をかけることで算出する以外に方法が ありません。 制度の改正以前であれば、雇用保険料率表を見ればすぐに該当する保険料の額が判別できたのですが、これからは各々で個別に 計算をしなければならない、ということになります。利率の計算そのものは関連サイトなどを見て貰えばそれ程難しいものではありませんが、やはり煩雑で、 手間がかかります。

雇用保険料率表廃止の理由

では何故わざわざ利用者に負担をかけるような方向に改正を行ったのかといえば、そこに本質的な理由はありません。建前上は数 値上は表に該当しても、雇用状況などが特殊であり、それによって利率が変化してしまうなどの誤解・誤使用を避ける為だといわれ ています。しかし、雇用保険料率表に該当しないような例外は稀ですし、仮にあったとしてもその都度会社なり官公の担当部署なり に問い合わせれば済むことです。

スポンサードリンク

雇用保険料率表廃止理由の通説

現実に説得力のある通説としては、個別に算出した方が国に入る保険料が多くなるからだというものが有力です。直裁に雇用保険料 の利率を上げれば当然反発を招く。しかし少しでも多くの財源を確保したい。その矛盾を解消する為に作業をわざと煩雑にした、と いうところでしょう。 この仮説に根拠はありませんが、ネットなどで利用者の反応を見るにつけ、全くのデタラメだとも言いがたい状況です。 まあ、この説は「国は意味の無い制度改正をしない」という前提の上に初めて成り立つのであって、昨今の社会保険庁に始まる騒動を 鑑みれば、当初は何かしらの意味があったものが、人の手を経るうちに形骸化していった、ととれなくもありませんが。

雇用保険料の自己管理

いずれにしろ、この雇用保険料率表の廃止は保険加入者にとってはかなり面倒な事態と見て間違いないでしょう。しかし、確かに面倒 ではありますが、きっちりと正確に計算を行う限り、決して損はしないのも事実です。自分が計算を誤らない限り、流石に実際の保険 料よりも多くを取られたりはしないので、その分ミスを警戒して手続きを行うようにしましょう。